私立大学病院 経営力ランキングTOP30【2026年最新版】

私立大学病院は、日本の高度急性期医療を支える中心的存在です。

特に、

  • 救命救急
  • がん医療
  • ロボット手術
  • ICU運営
  • 高難度外科手術
  • 重症患者対応

などを担っており、DPC制度においても極めて重要な役割を果たしています。

しかし近年は、

  • 医師働き方改革
  • 人件費高騰
  • 建築費上昇
  • 医療機器更新負担

などによって、大学病院経営の“二極化”が進んでいます。

その中で注目されているのが、厚生労働省が公表している「DPC機能評価係数Ⅱ」です。

この指標は、

  • 救急対応
  • 高度急性期医療
  • 重症患者受入
  • 医療効率
  • 地域医療貢献

などを総合評価するもので、大学病院の“実力”や“経営力”を測る重要なデータとして活用されています。

今回は、厚生労働省公表のDPCデータをもとに、「私立大学病院 経営力ランキングTOP30」を作成しました。

※厚生労働省は「黒字ランキング」を公表しているわけではありません。
本記事では「DPC機能評価係数Ⅱ」をもとに、実質的な経営力・収益力として分析しています。 (mhlw.go.jp)


DPC機能評価係数Ⅱとは?

DPC制度では、病院ごとに

  • 基礎係数
  • 機能評価係数Ⅰ
  • 機能評価係数Ⅱ
  • 救急補正係数

などが設定されています。

その中でも「機能評価係数Ⅱ」は、

  • 効率性
  • 複雑性
  • カバー率
  • 地域医療貢献
  • 医療密度

などを総合評価する重要指標です。

つまり、この数値が高い病院ほど、

  • 高度急性期医療が強い
  • 重症患者対応能力が高い
  • 救急受入が強い
  • DPC収益力が高い

傾向があります。 (gemmed.ghc-j.com)


私立大学病院 経営力ランキングTOP30【DPC機能評価係数Ⅱ】

順位病院名機能評価係数Ⅱ
1藤田医科大学病院0.1264
2岩手医科大学附属病院0.1219
3東海大学医学部付属病院0.1114
4近畿大学病院0.1114
5東京女子医科大学病院0.1082
6日本医科大学付属病院0.1051
7大阪医科薬科大学病院0.1049
8聖マリアンナ医科大学病院0.1037
9杏林大学医学部付属病院0.0998
10関西医科大学附属病院0.0996
11川崎医科大学附属病院0.0951
12慶應義塾大学病院0.0944
13東京医科大学病院0.0939
14順天堂大学医学部附属順天堂医院0.0932
15獨協医科大学病院0.0930
16北里大学病院0.0922
17自治医科大学附属病院0.0918
18昭和医科大学病院0.0917
19東邦大学医療センター大森病院0.0900
20国際医療福祉大学成田病院0.0889
21日本大学医学部附属板橋病院0.0875
22愛知医科大学病院0.0857
23埼玉医科大学病院0.0844
24産業医科大学病院0.0809
25兵庫医科大学病院0.0805
26帝京大学医学部附属病院0.0802
27東北医科薬科大学病院0.0757
28東京慈恵会医科大学附属病院0.0756
29金沢医科大学病院0.0749
30福岡大学病院0.0637

出典:厚生労働省「機能評価係数Ⅱ及び救急補正係数の内訳(令和8年度)」
(mhlw.go.jp)


「藤田医科大学病院」が全国トップの理由

2026年度のDPCデータでは、

藤田医科大学病院(0.1264)

が私立大学病院トップとなっています。

特に強いのは、

  • ICU運営
  • ロボット手術
  • 高度急性期比率
  • 救急搬送
  • 高難度手術件数

です。

病床規模・症例数ともに全国トップクラスであり、DPC評価でも非常に高い実績を持っています。


「岩手医科大学附属病院」が非常に強い理由

今回特に注目なのが、

岩手医科大学附属病院

です。

地方大学病院でありながら、

  • 救急
  • 災害医療
  • 重症患者受入
  • 地域中核機能

が高く評価されています。

東北エリアの高度急性期医療を支える存在として、DPC評価が大きく上昇しています。


私立大学病院で重要なのは「救急」と「重症対応」

現在のDPC制度では、

  • 救急受入
  • ICU運営
  • 重症患者対応
  • 高難度手術

の重要性が年々高まっています。

2026年度改定でも、

  • 救急補正係数
  • 重症度評価
  • 地域医療指数

などがさらに重視される方向となっています。 (mhlw.go.jp)


私立大学病院は今後さらに“二極化”へ

現在の大学病院経営は、

強い病院

  • 高度急性期に集中
  • ICU運営が強い
  • 救急搬送が多い
  • DPC戦略が上手い

苦戦する病院

  • 病床稼働率低下
  • 建築費負担
  • 医師不足
  • 救急縮小

という形で、大きく差が広がっています。

特に今後は、

  • 医療DX
  • AI活用
  • 救急集約
  • 地域医療連携

への対応力が、経営を大きく左右すると考えられています。


今後さらに伸びそうな私立大学病院

特に今後も高評価が期待されるのは、

  • 藤田医科大学病院
  • 岩手医科大学附属病院
  • 東海大学医学部付属病院
  • 近畿大学病院
  • 日本医科大学付属病院

などです。

これらの病院は、

  • 高度急性期
  • 救急
  • ICU
  • 重症患者受入
  • ロボット手術

のバランスが非常に強く、DPC制度との相性が良い病院として注目されています。


まとめ

厚生労働省のDPCデータを見ると、私立大学病院の経営力は、

  • 高度急性期医療
  • 救急対応
  • ICU運営
  • 重症患者受入

によって大きく左右されていることが分かります。

今後はさらに、

  • 医師働き方改革
  • 人件費上昇
  • 救急集約
  • 医療DX

への対応力が、大学病院経営の“勝ち組・負け組”を分ける時代になっていくと見られています。

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